第十章单元测试
- のかかる仕事はみんなで協力してかたづけましょう。( )。
- 今回の不祥事は、学校側の責任とばかりは言えず、学生自身にも問題があったと言わざるを得ない。( )。
- 赤飯とは、もち米に小豆を蒸し上げたご飯です。( )。
- この花は、夏の終わりから秋のはじめにかけて、次々ときれいな花を咲かせる。( )。
- もっと急いでほしいと言われても、ここは住宅街なので、これ以上スピードをことはできない。( )。
- ありと手段を尽くしたが、結局失敗に終った。( )。
折る刃式カッターナイフ
高橋秀実
世界中の人々に愛用されている「折る刃式」カッターナイフ。使い古し、切れ味が鈍ったら、刃先をポキッと折る。すると新品同様の刃先が頭を出す、という実に経済的な商品だ。
発案したのは岡田良男さん(1931-1990)。印刷工場の集まる大阪市中央区農人橋で生まれ育った岡田さんは、子どもの頃からモノづくり、手仕事が好きだったという。しかし、第2次世界大戦で生家の工場が焼失、14歳で終戦を迎えた。5人兄弟の生活を支えるために中学校を中退し、印刷工場で営業の仕事をしていた。
24歳の頃、岡田さんは勤務先で、フィルムや紙を切るナイフの切れ味が落ちると捨てられてしまうのを見て、「何とか長持ちするナイフはできないものか」と考えた。当時の日本製ナイフは切れ味が悪かった。切れ味の良い外国製は高価で手が出せない。
岡田さんがまず考えたのは、大阪の駅前などで靴の修理をする職人たちのこと。彼らは靴の踵を直す時、ガラスを割って、ナイフ代わりにして使っていた。割れば再び鋭い刃先が生まれる。では、どうやってナイフを割るか?
ふと頭に浮かんだのが、戦後、大阪の街にも現れた進駐軍(米軍)兵士たちが持っていた「板チョコレート」だった。細い溝を入れれば、ポキッと折れる。「1本の刃が次々と折れたら、何度でも切れ味がよみがえるナイフができる」。
岡田さんは早速、弟の三郎さんと試作品づくりを始めた。刃のサイズ、刃の折り目になる溝の幅と深さ、刃をスライドさせて出し入れする機構、バネで刃を固定する工夫……試行錯誤を経て、「折る刃式」第1号は1956年に完成した。
初めはわずか3000本の手作りナイフが、またたくまに評判となり、現在ではアメリカを中心に世界110カ国に輸出されている。戦後の焼け野原が生み出したアイデアが、ポキッという音とともに今も世界中で息づいている。
(『にっぽにあ』No.17,2000 平凡社)
注釈
1.カッターナイフ:切ったり削ったりする道具。
2.発案:考え出す。3.生家:その人が生まれた家。
4.スライドさせる:滑らせる。
A:面倒
B:複雑
C:煩雑
D:手間
答案:手間
A:なるべく
B:ちっとも
C:さっぱり
D:あながち
A:かけて
B:入れて
C:混ぜて
D:混じって
A:時期
B:ほど
C:ながら
D:ごろ
A:加える
B:持つ
C:あげる
D:あがる
A:あらゆる
B:主に
C:全部
D:すべて