第七章单元测试
  1. 弘は淳子の耳に口を___、何か話している。( )

  2. A:寄って
    B:付けて
    C:寄せて
    D:近づいて

    答案:寄せて

  3. 二人は強い友情によって___いる。( )

  4. A:合わせて
    B:付けられて
    C:組み合わせて
    D:結ばれて
  5. 春子さんは目を喜びに___じっと先生を見つめている。( )

  6. A:光らせて
    B:輝いて
    C:輝かせて
    D:光って
  7. 遠くから明りが___に見える。( )

  8. A:さわやか
    B:静か
    C:ぼんやり
    D:ほのか
  9. ___振り返ると後ろに父が立っていた。( )

  10. A:ふと
    B:じっと
    C:きっと
    D:ずっと
  11. 日本人と耳

    東洋と西洋では、いろいろな考え方や習慣が今でも異なるが、音楽の聴き方の最大のちがいは、①西洋では音楽を聴く場所が伝統的に建物の中であり、日本では外が多かったことではないか。石造りの教会の中や宮殿の広間、そしてコンサート・ホールへと発展していったヨーロッパの音楽は、常に四方を壁で囲まれた、いわば箱の中で、その共鳴を伴って響いていた。ところが、日本では、山を借景した庭園に部隊を造ったり、家の中で演奏する場合にも、廊下の扉はすべて明けはなたれ、音楽は周囲の空気の中に散っていった。つまり、西洋では、自然の音をシャットアウトした場所を音楽のために造ったのに対し、日本では、わざわざ音楽をするために自然の中に出て行ったり、自然の音が入って来るように座敷と庭の境界ととり除いたりしていたのだ。

    日本には、自然音を生活にとり入れる伝統があり、それを日本人は、ことのほか心地よいものとして愛してきた。例えば、風鈴(ふうりん)の音を聞くことによって涼しさを感じたり、②玉砂利を踏んで神社に初詣に行き厳粛な気持ちになったり、川のせせらぎの音を交えながら薪能を観たり、竹林の中で尺八を吹いたり……。空気の動き、つまり風の音、水の流れの音、鳥の声、玉砂利や落ち葉の上を歩く音など、西洋では音楽を聴くために邪魔もの扱いにされ、締め出されていた自然音や生活者を、日本の伝統音楽は自ら求め、共存しながら生まれ、発展してきたといえよう。

    ところが、⑤最近の日本人の耳は一体どうなってしまったのだろう、と③日本に帰るたびに私は首をかしげざるを得ない。巷の騒音に不感症になり、レストランや喫茶店の中、エレベーターの中までBGM(バックグランドミュージック)なるものが流れ、好むと好まざるとにかかわらず、騒音と音楽が無理やりに私たちの耳に侵入してくる。このことに対し、④何か大きな反対運動が起こっているとも聞かない。それは、戦後の日本が世界中に売りまくったトランジスターラジオから始まった電気による音響機械の発達と並行して、日本人の耳が退化したからではないか。どんなに強い音を流しても音が割れない高性能なアンプやスピーカーが開発され、今や日本人のみではなく、世界中のロック・ファンの耳は、より強い音を求め、木の葉のささやきには気づきもしなくなっている。この罪は一体誰がつぐなうのだろうか。

    (『日本語教育通信』21号 国際交流基金日本語国際センター)

     

    【注釈】

    (1)シャットアウト:邪魔者が中に入らないように、閉め出すこと。

    (2)音楽をする:音楽を演奏すること

    (3)ことのほか:格別に。特に。

    (4)薪能(たきぎのう):昔は神事能の一つだったが、今は薪の火の聡明を助けとする夜間や野外で行われる能を指す。

    (5)BGM:生活空間の雰囲気づくりや人々の心を和らげるため背景に流す音楽。



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